ストレッチ 踊れる体づくり

男性がバレエをやるにあたり、しばしば体の柔軟性が問題になってきます。

男性は女性に比べ筋肉量が多く力も強いのですが、その分筋肉が固くなっていたりすると、関節の動く範囲がかなり制限されてしまいます。

バレエは足を上げたり、上体をそらしたり、股関節を回したり、つま先を伸ばしたりと、普段はなかなかしない動きが多く含まれています。ですのでレッスン前にはしっかりとウォーミングアップを行い体をほぐします。怪我の予防にも大変重要です。

初心者の方にはストレッチの仕方、ウォーミングアップの仕方などをしっかりお教えしますのでご安心ください。

ここでひとつ紹介しておきたいのが、ストレッチは二種類あるということです。

ストレッチには動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)静的ストレッチ(スタティックストレッチ)があります。

動的ストレッチは30秒ほどのキープ時間で筋肉をほぐし、関節を回したり動かしたりして、体温を上昇させていきます。ウォーミングアップになるので、動的ストレッチはレッスンの前に行うべきストレッチです。

対して静的ストレッチは60秒以上の長いキープ時間で、筋肉をゆーっくり引き伸ばして関節の可動域を広げていきます。筋肉は引っ張る力が加わるとそれに抵抗するように反射が起こるので、反射がおさまってから伸び始めます。そのために60秒、場合によってはもっと長く時間をかけてストレッチします。静的ストレッチは筋肉を引き伸ばすので、直後は一時的に筋力が低下し、力が入りづらい状態になります。よってレッスン前のウォーミングアップには不向きです。レッスン後のクールダウン、就寝前のストレッチとして行うのがいいでしょう。足を高く上げられるようになりたいなどの可動域を広げるストレッチはこの静的ストレッチに分類されます。

この図のように考えていただくと、踊れる体作りがイメージしていただけると思います。ここまで一般論で話を進めてきましたが、必ずしもこのサイクルでなければならないということは無いと思います。人それぞれに違う身体や、生活パターンなどによって色々な場合が考えられると思います。それなりの期間をかけて、何回も色々と試していくことで、自分の関節や筋肉の特性への理解が深まっていき、少しずつ踊れる体になっていくと考えています。

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